アイデア出しでアイデアは出るか
初対面に近い状態や仕事の関係でアイデアをだす状況に迫られたことはあるだろうか。
多人数におけるアイデア出し(ブレスト)では複数のルールがある。
- アイデアをたくさん出す
- 否定しない
- 人の意見に積極的に乗っかる
などなど。
確かにこのルールを守ってまとめたり論理的に繋げばいいアイデアが出そう。
……と思っていた。
しかし複数回経験するうちにありきたりなものしか出ないと感じるように。
みんながいいよね〜という程度の提案は出るが見たことがあり面白みがないなぁといった感じ。
これはみんな才能の無い奴の集まりだからなのか?それとも前例知識が足りない?時間?量?
論理性があるからこそ一本道で同じ結論に行き着いてしまうのか?
思いつく原因としては例えば、アイデアを出した人は自信満々で、否定がないことで却ってイケてないものがズルズル長引くこと。
また、最初のアイデアに固執して枠組みが固定化されるという懸念。
でもこういうのってアホなアイデアを論理的に構成することに面白みがあるんじゃないか?
その際に一番の問題点だと感じたのは、アホ扱いを恐れる心。
見栄からくるものである。
プライドがあれば誰でも恐れを捨てることは難しいため問題は根深い。
これを解決する手法と課題3つ。
Method 1. アホ役を一人設定する。
現実的には役柄だろうとバカになりきるには才能がいる。常識力は強い。
Method 2. 実際のアホを入れる。
求めているアホさかどうかはわからない。本人の萎縮の懸念もある。
Method 3. アホと思われても気にしないメンバーでやる。
一番良い気がするがそのメンツを集めるのに苦労するし、それだけの関係性を築かなければならない。『多様性1』が失われる可能性も。
上記の動画でフォロワーの存在が重要だと言うことを述べている。 だが先駆者になることへの臆病さを払拭することが難しい。桁外れの勇気とある種の才能?が必要だろう。
結論はMethod 3.が一番楽しい。正しいとはいってない。
実際に自分がアホなことを言っても真面目な場だと流される。誰か便乗して膨らませてほしいと常々思う。人任せ。
アホなだけなのか……社会の荒波には負けんぞ。
ロックとラップとLinkin Park; ミクスチャーは辛いよ
Linkin Parkは世界的バンドで、常に曲調を変えていっているバンドとしても有名。 自分は中高時代にアルバム『Meteora』(メテオラ) あたりをよく聞いていたし、最近?では『Burn it Down』などいい曲だなと思っていた。Twitterを見ているとそのメテオラ時代を懐かしむ声ばかりで、現在のLinkinParkのテイストになってファン層が大きく変化している可能性が予想される。
デビュー時からの路線変更は、ファン層の変化というリスクを伴うなと。
路線変更しがちなジャンル
ここでは、ラップやスクラッチ音が入ったバンドを「ミクスチャー(ロック)1」と表記する。実はこんなジャンルは無いんだがわかりやすいので。(和製英語。メタルかどうかはきのこたけのこ戦争みたいなもんでめんどい)
ロック×ラップはお互いの原理主義からdisられる傾向にあり、キッズしか聞かないとか言われてしまう。別にロックやヒップホップやメタル聴いてるのも等しくキッズだと思うけどね。ドヤっていいのは商業ベースに乗らないクラシック音楽ぐらいでしょ()
本人たちの意志か誹謗中傷のせいか、ミクスチャー系は大幅に路線変更することが多い。実際ミクスチャーの大流行が1990年代にあり、そこで世界的に売れたバンドたちが個々の時期は違えど少しずつ曲調を変えていった2。
ミクスチャー系の特徴としてバンド構成がユニークってのもあるけど脱線するので省略。
路線変更した例
全部あげるときりがないので、路線変更した例を3つ挙げる。
Red Hot Chili Peppers
数少ないジャンル変更許されてる感あるバンド。(そんな変わってないから?)
このバンドを知ってベースを始めた。
Korn
見た目より聴きやすい。アルバムごとに重さが違う。最近はもっと爽やか。
Incubus
上二つよりは知名度低い。ボーカルはイケメン。
Limp Bizkitとかもいたね。勢いは嫌いじゃない笑
Rage Against The Machineはほぼ変えてないはず。
長くやってるんだしどんどん路線変更すればいいじゃんと気楽に構えている。変更前後は料理でいえばイタリアンか中華かみたいなものなので好みはあれ優劣はないはずだが。ファンなら心を広く持ちたい。変更後の方が今では耳に馴染むこともあるし。
どちらにせよ自分がカッコイイと感じたものは胸はって良いと言っていく。
日本だと例えばORANGE RANGEやRAD WIMPSは変えてる。
そもそも飽きられたのか知らんがロック自体が下火になっている現状では、ジャンルを多少いじっても厳しい。海外の有象無象の若いバンドを見ると、ONE OK ROCKの世界進出も大変そう。
Chester Benningtonの訃報で感傷に浸ってしまった。
当時『Numb/Encore』を聴いてからHip Hop掘るようになったので感謝。
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原点回帰する例もよくある。↩
音楽ジャンルのややこしさ
音楽ジャンルがややこしいせいで、バンドもDJもリスナーも揉めがちになる。
「本当のロックとは……」とか「俺たちはEDMをやりたいわけじゃない」とか謎の議論が見受けられる。気持ちわかるけど。
Wikipediaを見てもリンクが多すぎるし、定義を見ても何が違うのかわからないジャンルも多い。
30%くらいミュージシャン、70%くらいメディアが悪い。(完全に主観)
ミュージシャン側もメディア側も商売だし新規性を追求したいので、「これはロックではない」「Hiphop×メタル×インド」などというわけわからん煽りをつけてしまう。
しかもロックのあとだからポストロックとか、新しいからニューメタルやニュージャズとかいうネーミングセンス。10年後を考えていない。
サイト紹介
ジャンルを可視化している中で一番わかりやすいと思ったサイトは下。
Musicmap | The Genealogy and History of Popular Music Genres
まあこれを見ていいね!って思う人は元から詳しい人じゃないかとも思うのだが、少なくとも現代商業音楽の辿ってきた経路はつかめる。 定番として載っている曲やジャンルも一部マニアックなのは否めないが。大好きなブレイクビーツとか。
ジャンルを多次元に分布させていたサービスもみたことあるが名前なんだったかな。
そもそもの問題点
音楽ジャンルは後付けなのが問題。(コンテンツ全般にいえるか)
数学みたいに公理から広げていけるはずはないんだが、音楽の構成側から分類できるのではという考え。
基本的に『楽器の音色の種類』と『リズムパターン』でジャンル構成比を再定義できるのでは。波形から分類しても良い。
色でいうRGBとかCMYKみたいなのができたらいいね。