伝わらないレヴュースタァライトのつたないレビュー
ヒップホップが好きな自分に刺さる要素があった。
刺さった点
歌に「自分」を乗せる
始まる前に名乗り上げる
歌と表現で戦う(ラップバトル)、掛け合い(マイクリレー)
歌と場面をリンクさせる
2018年、ブシロードから一つのアニメが放送された。
メディアミックスと謳っているが、舞台がスタートというのは珍しい。 アニメでは舞台×バトルという中で歌いながら話を進めていった。
その中でも自分はレヴューというシステムが刺さった。
ここでは、『舞台少女』という言葉を使う。(言葉通りだが恐らく意味合いは深い...以下略)
歌に「自分」を乗せる
ラッパーならある程度は自分のことを歌いあげる必要がある。 主観視点、生きざまあっての曲がメインだ。
言い換えれば、属人性(この人にしか歌えないな感)が高いことが望ましい。
舞台少女も個々のやりたいことを歌っているので、主観視点になりやすい。
するとこの曲に共感する、のではなくて歌手の視点になる、ように聞くことができる。
始まる前に名乗り上げる
名乗り。 よくラッパーは最初に自分の名前や所属、キメ台詞をいう。 オレが歌ってんだ!と表明しているのだ。ブランディング。
これによって「言いたいことあるんだな」と主観的な感覚になる。
舞台少女も最初に名乗ってスタートなので、始まるぞ~と前のめりでみられる。
歌と表現で戦う(ラップバトル)、掛け合い(マイクリレー)
アツいほうが勝ち、という単純明快バトル。 視聴者も納得の勝敗が毎回ついていく。
舞台なので、互いに順番に歌い、曲調の変化も大きい。
個人的に一推しの天堂真矢だけは、音源を聞かせてやるよというスタンスだったのでラッパーというよりビヨンセな感じかもしれない。
歌と場面をリンクさせる
フィルムスコアリングという手法で作られているため、映像に合わせて音や歌が鳴る。 歌詞や曲のタイミングがちょうどよいことはそれだけで作品として良い。
スタッフの努力の賜物。 歌詞を後から映像につけていくというのは想像しただけでもすごい。
これだけ別にヒップホップではないように思えるが、 ヒップホップは文脈の音楽なので、時代や人間関係、その時流行ったカルチャーが重要なのだ。(こじつけ)
音楽自体も舞台仕様のため、アニソンっぽさが薄いものが多い。
アニメ、アイドル、声優の文脈から少しだけ外れているためこういう取り組みができるのかもしれない。
いろんな魅力はあると思うが、
これだ!と思って見始めたきっかけは、
第三話のThis is 天堂真矢。
だまされたと思って「誇りのレビュー」をみてください。
好きなところ
This is 天堂真矢
すこしだけ韻を踏んでいる
例
誇りと驕り
数多の光 集めて今 あなたのこころに届けましょう
より高く より輝く高いところや食べることが好きなところ
歌がうまい
2期の舞台観にいって歌うまいー殺陣面白いー南風涼かわいいーという気持ちとともに。
語ってるがメインの客層じゃない気がしてきた。百合