ラップにおける三連符のフロウを学ぶ
読まれてない割にアクセスを見ていると、三連符についての注目が高いかもと思い。
文章化されたものが少ないと感じたので学んだことを。
下の文は全然ブームについて語ってなくてタイトル詐欺で反省。 nazomem.hatenablog.com
三連符ラップ
「流行りのフロウ」とバトルで聞くこともあるが、それはアメリカで売れるラップがこれを多用するようになったから。 三連符はBPM1が約130のあたりに対して有効なリズム。
このBPM130あたりが近年のEDMやTrap2のリズム。
ヒップホップといえばBPM90~110が主流だった。
ここで簡単な計算をしてみる。
BPM100で4つだと、100×4=400回。一方でBPM133に3つだと133×3≈400回。
曲のテンポは異なるが、言葉の間隔は変化していないため聞き取りやすさは同じ。
また三連符を適度に混ぜることでフロウに変化がつき、アクセントにもなる。
ここまで三連符で攻めた時代は未だなかったと思うが。
昔EDMの中でFlo Ridaがやってたのを思い出す。
代表的な例
日本人だとMummy-D,KOHH,Lick-Gとかがよくやっている印象。あとBAD HOP?。
日本だと事例が少ないので有名な海外のラッパーの曲をあげていく。
大御所はめんどいので略。
Migos
ヴェルサチ(Versace)連呼してた曲おもしろかったけど全米1位の曲を。 www.youtube.com
Desiigner
何言ってるか外国人もわからないため多くの人が歌詞を検索したらしい。 Panda,Panda,Panda,Panda. 客演の曲を貼る。 www.youtube.com
Lil Uzi Vert
歌ってる感じ。若さを感じる。この曲の半ばで。 www.youtube.com
XXXTENTACION
クリッピング3ミスってない?でも最近こういうの多い。 www.youtube.com
Logic
白人とか関係なくスキルはトップクラス、変幻自在のフロウの持ち主。
この並びだと文句が出そうだが、好きなのでのせたかった。
www.youtube.com
やってみる
誰でもお手軽に三連符できるのでは!?
とりあえず3文字や6文字で強引に踏んでいく感じ。
正直しっかり踏んでなくてもそれっぽく聞こえるはず。
例
「中身がない」「話ばかり」こいつただの「かましたがり」〜
慣れてきたら「ん」や母音を略す。
例
即興じゃなけりゃ「た(い)した」ことない 「わり(ー)が」ここじゃ通用し「ないな」 「価値観」言葉「感じた」ままに 「吐き出」してく俺は「バ(イ)リ(ン)ガ(ル)」→そのあと英語で適当に喋ると帰国子女っぽくなる
慣れたら言葉を増やしたり抜いたり伸ばしたりして崩していける。
あとは疲れたら音の隙間にyahとかahとかいう。
レッツ三連符。 新進気鋭のラッパーの気分に!
…帰国子女じゃない。バイリンガルなりたい。
あとそもそも最近の流行りってラテンかも。グライムも根強い。
フロウについても譜面に起こしたのを書きたい。図解の方がわかりやすそう。
追記(2017/9/16)
上記の動画で歴史が軽く語られている。 Bone-thugs-n-harmonyも頻繁に取り入れていたことは聞いてたのにわからんかった。 このVoxというYoutubeチャンネルは取り上げるテーマが様々で面白く、英語の勉強にもなってオススメ。
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音のピーク部分が潰れること。歪む。↩