『My Name Is 初音ミク』はすごい

令和にひっそりと凄いコンテンツが来ましたね。 www.nicovideo.jp

久しぶりにカッコいい初音ミクを見た。カワイイのは多いが。
砂の惑星に生えてきたサボテンのような力強さだ。

以下箇条書き。
動画のネットミームには触れませんので悪しからず。

ラップが主観視点

基本的に初音ミクの曲はプロデューサーが歌わせている形式を取っている。
一方でこの曲は「初音ミク」が歌っている。
（厳密にいうと、やながみゆき in the 初音ミク)
ヒップホップの中でラッパーは主観目線が圧倒的に多い。
その文脈だと初音ミク自身が歌うのがスジというもの。

ここで何をラップするかという点だが、
なんとこの曲「初音ミク」について歌っている。
ミクの恋愛やミクの生活ではなく、「初音ミク」、
人間でいうと人類と同じレベル。

度量を感じる。

ビートがトラップ

どうしてもヒップホップとなると90年代 Old School の流れを受けてしまう。
またはLofi hiphopの傾向が強い。(nujabesなどの功績はある。)

トラップは2010年代で海外で流行りだして日本にはそんなに浸透していないので、
これでやったのはスゲーとなってしまった。しかも結構バチバチなサウンド。
ダンスもトラップ系のリズムの取り方で良い。